平成14年4月1日の規制緩和以降、税理士・会計士にとって競争の時代に入ってきました。企業側からすれば、より良いサービスを以前より低価格で見てもらえるような環境作りが進んでいる訳ですが、税理士・会計士にとって営業はとても難しく、日々営業活動を考えてらっしゃる方が増えているとお聞きしています。そこで、公認会計士の安井順子先生をお招きして、税理士・会計士にとっての営業状況とITの活用についてお聞きする事にしました。
- 佐立
- まず、会計士や税理士の方は営業面で苦労されてらっしゃるとお聞きしていますが、現状どうなのでしょう?
- 安井先生
- そうですね、ただ約半数の方は税務署ご出身で、この方達は営業面で苦労していないとお聞きしています。絶えず顧問先がある状態なのでしょう。一方、独立したくても独立できない方も数多くいらっしゃいます。こちらは逆に顧問先が殆どない状態なんですね。
- 佐立
- なるほど、税務署ご出身の方は別としても営業面で苦労されてらっしゃる方も数多くいらっしゃると言う事ですね。そのような中、安井先生はどのように独立されたんですか?
- 安井先生
- はい、私の場合まず前職の監査法人勤務時代の顧問先があります。それとやっぱり交流会ですね。中小企業同友会とかライオンズクラブで人脈ができました。
- 佐立
- 交流会で、顧問先になってもらえるまでの信頼作りは大変だったでしょう?
- 安井先生
- そうなんです。顧問契約が目標とすると、そこに至るまでは、かなりの時間を要しました。当然、人と人の信頼関係なんてすぐにできるものではないですからね。それと難しいのは売り込みができないことなんです(笑)
- 佐立
- え?売込みしないんですか?顧問先になって下さい!とか、うちのサービスはこんなにいいですよ! なんて一般企業の場合、当たり前ですよね?
- 安井先生
- どうも、私らの職種は営業が苦手で……。
- 佐立
- じゃあ、どうやって顧問先になってもらえたのですか?