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虎インタビューVol.1 社会保険労務士の虎 大谷雄二先生
『社会保険労務士の実態』
社会保険労務士と他の資格を比べて際立っている点があれば教えてください。
大谷── 他の資格と比べ、今後、コンサルティング分野が飛躍的に広がっていくと思います。
社労士の業務分野で、まだまだ試行錯誤されている制度が多々あります。賃金制度や退職金制度もその例です。
いろいろ研究し、顧客企業の業種や規模、業績によって、その時点で1番合う制度をコンサルティングすることは、単なる手続代行業務に比べ難易度が高く面白いですね。
実際のところ社会保険労務士で独立していくらくらい稼ぐことが可能ですか?
大谷── 人によってかなり違ってくると思いますが、私の実感では1人では1000万円〜1500万円くらいですね。それ以上は、従業員を雇わないと手がまわりません。
もっとも私の場合、500万円を超えたあたりから全く手がまわってなかった気もしますが。(笑)
どんな人が向いていますか?
大谷── 1人で開業するとなると、事務処理、営業、コンサルティングなどあらゆる分野をある程度こなせる器用さは必要かもしれません。あとは各人の秀でた分野向きの業務を専門とすることになるでしょう。
業界は今と昔でどう違いますか?
大谷── 顧問報酬の平均も以前に比べかなり下がっています。
5、6年昔までは「助成金バブル」と言われた時代があり、助成金の申請代行で稼いだ社労士も多かったです。今は同じ助成金でも支給額が1/2から1/3にまで下がっているものも多く、そういう面ではキビしい時代といえます。
顧客の要求もかなり多様化しています。事務手続代行だけの社労士は、もはや必要とされません。
事務所運営において工夫している点はありますか?
大谷── それはもう山ほどありますよ。いろいろと試行錯誤しながらやっています。
今は、業務のコンピューターシステム化を積極的に進めています。 どんなに優秀な先生でも、IT時代に乗り遅れたら顧客満足は得られないでしょう。
新人がおかしやすい失敗は?
大谷── 何事も勉強になるという心がけで仕事を取ることも必要ですが、自分の許容能力を見誤ると、雑務でいっぱいいっぱいになり本当に勉強しなきゃいけないことが出来なくなる恐れがあります。
かくいう私もいまだにそんなカンジです。(笑)
やりがいをお教えください。
大谷── 月並みですが自分が苦労してやったことが、お客さんに喜んでもらえることですね。
そのためには、お客さんが喜んでくれる分野を研究する必要があります。日々研究、それもまたやりがいです。
最後に新人に向けてメッセージをお願いします。
大谷── 前職の3倍働くつもりで取り組んでください。あと情報収集も絶対忘れないこと。同業者の会やセミナーなどに積極的に参加して情報収集をしましょう。さらに同席した先輩などとネットワークを作るようにしましょう。
キビしい世界ですが、夢を持ってがんばっていれば、いずれ道は開けるはずです。
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