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虎インタビューVol.2 公認会計士の虎 高橋聡先生
『公認会計士の実態』
公認会計士と他の資格を比べて際立っている点があれば教えてください。
高橋── 公認会計士が他の士業と大きく異なっている点は第2次試験合格後に「監査法人」という組織にほとんどの方が「就職」することです。ここで実務経験を積み第3次試験に合格して初めて「公認会計士」となります。
最近では弁護士法人や税理士法人、社労士法人など士業の法人化が認められてきていますが「監査法人」ほどの巨大な士業法人はまだ存在しないでしょう。4大監査法人ともなれば公認会計士が1000名以上います。安定した収入と地位も得られますので、当初から独立開業を考えずに定年まで監査法人に勤務する公認会計士も非常に多いです。
監査法人勤務は非常にサラリーマン的で私のような独断専行型の人間には合いませんでした(笑)。
実際のところ公認会計士で独立していくらくらい稼ぐことが可能ですか?
高橋── これは難しい質問ですが、私が知っている限りではほとんどの方が年収1000万円以上は稼いでいます。中には年収8000万円という方も知っています。
開業前のイメージと開業後の実態は?
高橋── これほど忙しくなるとは私も予想していませんでした。開業当初はクライアントも1社しかありませんでしたので、不安ではありましたが、いざ独立開業してみると心配の必要もありませんでした。おかげさまで、5月には都内に事務所を構えるまでになりました。
開業してしまいますとほとんどが税務業務ですね。会計士は法人税や消費税はある程度詳しいですが、所得税や資産税の分野になりますと正直なところ弱いです。私も必死に勉強しました。事務所は本で埋まっていますよ。監査法人の図書室より充実していると思います(笑)。
どんな人が向いていますか?
高橋── 明るく人と合うのが好きな社交的な人が向いていると思います。監査法人勤務では営業活動を行う必要はありませんが、独立開業後は日々営業です。人嫌いな無口な人では勤まりません。
業界は今と昔でどう違いますか?
高橋── 皆さんインターネットを活用し始めた点が昔とは大きく異なります。クライアントの方との連絡事項はほとんどE−mailです。また、私もホームページを開設していますが、ホームページ経由でのご相談から顧問契約に至る場合もあります。今後は当事務所のホームページも更なる充実を図っていくつもりです。
事務所運営において工夫している点はありますか?
高橋── ずばり「ワンストップサービス」です。公認会計士に加えて社会保険労務士と中小企業診断士を持っていますので、ヒト、モノ、カネといった経営資源の最適化をワンストップでご提供できるということを事務所のセールスポイントにしています。
新人がおかしやすい失敗は?
高橋── 最初はどうしても顧客が欲しいという気持ちが先走りますから、過剰に仕事を抱えてしまい、結局はお客様にご迷惑をお掛けしてしまうということがあります。私も一度ありました。マンパワーを考えて「断る勇気」というのも時には必要です。
やりがいをお教えください。
高橋── やはり、お客様の感謝の気持ちがダイレクトに伝わってくることですね。現在はドリームゲートの専門相談員も行っているのですが、インターネットや面談での相談を受けて、相談者の方のアンケートを読むのが楽しみです。監査法人時代にはなかった喜びです。
最後に新人に向けてメッセージをお願いします。
高橋── 多くの方は監査法人勤務から独立されると思いますが、監査業務の中で独立に備えた様々な知識を身につけることができます。私も独立後の業務において監査法人時代に培われた知識や経験が非常に役立っています。常に知的好奇心を持って仕事に向かってください。
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