弁護士(法律事務所)、税理士、社会保険労務士など士業事務所がホームページ(hp Web)制作(作成)と運営により顧客を獲得していくのに必要なこと
当社が士業関連のホームページを専門的に手掛けるようになって6年あまりが経ちます。
それまでは士業の世界は報酬規程も厳密で宣伝自体が行われていない世界でした。この時期に他に先駆けて、ホームページを営業ツールとして導入した事務所はある程度の成功をおさめ、その中の一部の方が脚光を浴びた事もありました。
それからまだ数年しか経っていないのですが、士業のホームページ活用の世界は劇的に変化いたしました。
皆さんはアクセス数の増減に一喜一憂しているでしょうか。
5、6年前は士業自体に営業の意識も低く、ライバルも少なくホームページで士業事務所を「探す」というニーズでしたのでアクセス数が増えればそれだけである程度の効果が期待できました。
現在はホームページを持つことが当たり前の時代ですのでホームページは士業事務所を「比較」するニーズに変わってしまいました。
アクセス数が増えても昔のように単純に顧客獲得には繋がりません。
専門家のホームページは比較されることを前提に「ブランディング」に大きな力をつぎ込まなければいけません。
ホームぺージ立ち上げ時の考え方を間違うと、まちがったコンセプトの上にページを重ねるだけなので、「顧客獲得」を望める営業ツールにはなり得ないのです。
- コーポレートサイトの中でメイン業務を中心にブランディングをするのか「情報提供型専門特化型Webサイト」を立ち上げるのか、もしくはその両方なのかを決定
- 個人または事務所の棚卸
- 業務内容と中心サービスの選定とその中心業務を自分が提供する理由づけ作り
- 理念(または特徴)の策定
「コーポレートサイト」の中でメイン業務を中心にブランディングをするのか「情報提供型専門サイト」を立ち上げるのか、もしくはその両方なのかを決定
「コーポレートサイト」と「情報提供型専門サイト」の違いについては当サイトのホームページ制作Q&Aをお読み下さい。
個人または事務所の棚卸
何も関係ないところからブランドは生まれません。
例えば、御事務所が強く関われる業種を決める場合、開業前であれば個人の経歴、開業後であれば所長の経歴と事務所でやってきたことを精査し、多くやってきた業種、自分が関わってきた業種などを選定し、将来性・自己のモチベーションなどを考え決定いたします。
業務内容と中心サービスの選定とその中心業務を自分が提供する理由づけ
専門特化型Webサイトは事務所がその分野に卓越したものを持っていることを表現できるツールです。
情報提供の量を確保した上でなぜそのサービスを提供しているのか、その企業でなければならない裏付けの表現が重要となります。その分野の経験が他の事務所より多いとか、税理士が起業家支援を打ち出す場合は起業家を育てたいという強い意志があるということでも構いません。
これはコーポレートサイトでメイン業務を打ち出す場合も同様に要求されます。
※アメリカの銀行のホームページを見ると情報提供の量は多く、現在の年齢だとどういうことが必要でという説明があり、最後にサラッと商品紹介が入ります。これに対して日本の銀行はいきなり商品紹介になっているケースが多いのですが、士業の専門特化型Webサイトは前者を目指さなければなりません。
理念(または特徴)の策定
当社でホームページを作成する場合、「コーポレートサイト」制作で理念のない場合は理念の策定、「情報提供型専門サイト」の場合は特徴を作成することをお勧めしております。
ホームページを運営する体制を考えてどのような仕組みでホームページを立ち上げるか検討します。
運用体制としては以下のパターンが考えられます。
- すべてを所長もしくは所員が行う
- デザイン性の高いページ、難しい機能のみ制作会社に依頼
- すべてを制作会社に依頼
当社でホームページを立ち上げる場合ご希望によりCMS(コンテンツ管理システム)でご提供することができますので上記のすべてのパターンに対応することができます。
ホームページは顧客獲得を後押ししてくれるブランディングのためのツールですので、コーポレートサイト・情報提供型専門特化型Webサイトともに異なったステークホルダーに事務所の実態を現した最新の事務所情報の提供をしていかなければいけません。最近○○の実績が増え、ニーズも高まっているということであれば、実績も含めホームページの項目として載せるべきです。
それでもあまり更新したくないいという場合に最低限やらなければいけないこと
- 法律改正で変わった箇所の訂正
- 夏季、年末年始の休暇などの案内
- 相互リンク集の追加
※相互リンク(特に類似テーマのサイトからの被リンク)は非常に重要です。
当社は士業事務所の相互リンク集を主催し皆様にお役に立てるよう努力しております。
ホームページ作成時に事務所側でやらなければいけないことに原稿の作成がございます。
一つひとつの業務をお客さんに語りかけるように作成し、時間を決めて完成させます。
士業事務所のホームページ原稿の書き方は当サイトの「ホームページの原稿の書き方」をご覧ください。
当社でホームページを立ち上げる場合はサイト企画、SEOプランニング、コンテンツタイトルの提案はすべて当社で行いますので、当社の提案した各タイトルの原稿を埋めていっていただくことになります。
元資料をいただき当社でリライトすることも可能です。
ホームページからの問合わせを「顧客」に繋げるには「慣れ」が必要です。せっかくの問合わせも事務所側の対応スキルによってクロージング率が全く変わってきます。また、ホームページからの問合わせは「メール」より「電話」のほうが多いという点もご理解ください。
ホームページからの問合わせへの対応は当サイトの「ホームページ営業の心得」をご覧ください。
ホームページでブランディング、顧客獲得を真剣に進めていくと、総合力で対応しないといけないということがよく分かってきます。配布用小冊子、名刺、事務所案内、ロゴマークなどのツールにも最大限のパワーマンスを求めたくなります。
士業事務所の営業ツール作成ノウハウについては当社の運営する「士業マーケティングツール・作成サポート」をご覧ください。
当社の士業事務所ホームページ作成の特徴は当社コーポレートサイトをご覧ください。